11.電源のオンとオフ

 

11−1 iPad/iPad Miniを終了してみよう!

 以前紹介したように、iPad/iPad Miniを使わないときは、待ち受け状態(スリープまたはロック状態)にしておきます。ただ、長期間使わないときや、iPad/iPad Miniの動作が不安定になったときなどは、電源を完全に切るとよいでしょう。

 iPad/iPad Miniの電源を完全に切るには、以下のように操作します。

@スリープボタンを5秒ほど長押ししましょう。

A「ポポッ」と音がして、「スライドで電源オフ」と聞こえます。

B画面をダブルタップしましょう。(場所はどこでも構いません)

iPadはシステム終了中です」と聞こえ、しばらくすると電源が切れます。

 

11−2 iPad/iPad Miniを起動してみよう!

 完全に電源が切れた状態からiPad/iPad Miniを起動するには、以下のように操作します。

@スリープボタンを3秒ほど長押ししましょう。

AVoiceOverが何かしゃべったら、ロック画面が表示されます。

※パスコード(暗証番号)やタッチID(指紋)を登録している場合、ロック画面が表示されず、パスコードの入力を促す画面が表示されます。

Bもう一度ホームボタンを押しましょう。

※パスコード入力画面が表示されたら、予め登録しておいたパスコード(暗証番号)を入力しましょう。

 すると、ホーム画面が表示され、端末の操作が可能な状態になります。このとき表示される画面は、スリープからの復帰と異なり、常にホーム画面が表示されます。

 

11−3 App switcherでアプリを切り替えてみよう!

 メールやメモ、SafariYouTubeなどつぎつぎと立ち上げたアプリは、「Appスイッチャー」を使うことで簡単に切り替えることができます。Appスイッチャーでアプリを切り替えるには以下のように操作します。

@ホームボタンを素早くダブルクリックします。 

A「Appスイッチャー ○○○ 選択中 アップを閉じるには、3本指で上にスワイプします」と聞こえ、Appスイッチャーが表示されます。

B1本指の左フリックで目的のアプリを探します。

C目的のアプリが見つかったら1本指のダブルタップで実行します。

 すると、Appスイッチャーの画面が閉じられ、目的のアプリの画面が表示されます。

 

11−4 アプリを終了してみよう!

 これまでにも紹介してきたように、iPad/iPad Miniでアプリを終了するときはホームボタンを押します。すると、アプリの画面は閉じられ、ホーム画面が表示されます。ただ、このときアプリは完全に終了したわけではなく、一時停止の状態で、再度使用するときまで待機しています。こうすることで使いたいときにアプリの画面がすぐに表示されるようにしているのです。ですので、パソコンと異なり、アプリをその都度完全に終了する必要はありません。逆に、アプリを完全に終了してしまうと、起動に時間がかかるだけでなく、バッテリーの消費も多くなってしまいます。

 では、どのような場合アプリを終了するのでしょう?それは、アプリやVoiceOverの挙動がおかしくなってしまい、操作できなくなったときなどです。アプリを完全に終了したいときも、「Appスイッチャー」を使用します。アプリを完全に終了するには、以下のように操作します。

@ホームボタンを素早くダブルクリックします。 

A「Appスイッチャー ○○○ 選択中 アップを閉じるには、3本指で上にスワイプします」と聞こえ、Appスイッチャーが表示されます。

B1本指の左フリックで終了させたいアプリを探します。

C終了させたいアプリが見つかったら3本指の上フリックで実行します。

 すると、アプリが閉じられます。このときAppスイッチャーの画面は表示されたままです。

DAppスイッチャーの画面を閉じるにはホームボタンを押します。

 このとき表示される画面は、Appスイッチャーを開く前に表示されていた画面です。十分注意しましょう。

 

11−5 コントロールセンターを活用しよう!  

 コントロールセンターは、Wi-Fi・フラッシュライトのオン/オフ、画面の明るさ調整、カメラ・電卓・時計アプリの起動などを素早く操作できる機能です。コントロールセンターを開くには、以下のように操作します。

@iPhoneの画面上部、時計やバッテリー残量が表示されているステイタスバー1度タッチします。

A3本指の上スワイプで、「コントロールセンター」が開きます。

 これで、コントロールセンターを操作できる状態になりました。

タイトル: iPadのコントロールセンター画面 - 説明: 画面左上には機内モードやWi-Fi、BluetoothなどのON/OFFボタン、右上には音楽などの再生ボタン、下部にはフラッシュライトや電卓、カメラなどアプリのボタンが並ぶ。

 コントロールセンターの画面は、役割ごとに左上、右上、下の三つに分かれています。

 左上には、「機内モード」や「モバイルデータ通信」、「Wi-Fi」、「Bluetooth」、「画面の向きをロック」、「応答制限」、「明るさ」、「音量」、「画面ミラーリング」のON/OFFを切り替えるボタンが並んでいます。

 右上には、メディアコントロールとして、「巻き戻し」、「再生」、「早送り」のボタンが並んでいます。

 下には、「フラッシュライト」や「タイマー」、「計算機」、「カメラ」、など各種アプリを起動するためのボタンが並んでいます。

 コントロールセンターに表示されるボタンのほとんどは、1本指のダブルタップでON/OFFを切り替えたり実行したりすることができます。ただ、「明るさ」と「音量」だけは1本指の上下フリックで明るさや音量を調整するようになっています。

 以下にコントロールセンターに表示される設定項目を簡単に説明します。

機内モード

ONにすると、航空安全基準に従ってiPhoneiPad/iPod Touchを使用できるように、すべての通信機能が停止します。このとき、画面上部のステータスバーには飛行機のアイコンが表示され、携帯電話ネットワーク (音声およびデータ)Wi-FiBluetooth、位置情報サービス、GPSなど電波を発信・受信する機能がOFFになります。

モバイルデータ通信

OFFにすると、携帯電話会社が提供する通信サービスのうちデータ通信が使えなくなり、パケット通信料がかからなくなります。あくまでデータ通信の使用停止ですから、携帯電話や固定電話との音声通話には影響ありません。電話をかけることも、受けることも可能です。Wi-Fiに接続していればホームページの検索・閲覧やメールの送受信などインターネットを利用することはできます。通知機能も変わらず動作しますし、インターネット接続を必要とするアプリの動作にも支障はありません。

Wi-Fi

OFFにすると、現在接続しているネットワークやデバイス(機器)との接続を切断します。場所を移動して別のネットワークやデバイス(機器)が見つかった場合には接続が試みられます。

Bluetooth

OFFにすると、現在接続しているデバイス(機器)との接続を切断します。場所を移動して別のデバイス(機器)が見つかった場合には接続が試みられます。

画面の向きをロック

ONにすると、iPhoneを傾けた時に自動的に画面の向きが変わらないよう固定することができます。

応答制限

ONにすると、お休みモードになり、着信音、警告音、通知音が消音になります。

画面ミラーリング

実行すると、画面ミラーリング機能の詳細画面が表示されます。画面をミラーリングできる機器を検出し、ミラーリングを実行できます。

明るさ

画面の明るさを調整します。

音量

音楽や動画再生時の音やVoiceOverのボリュームを調整します。