○フォントサイズの変更
ワープロで作成した文書では、表題など一部の文字を大きくするだけではなく、文書全体の書体(フォント)を変更したり、弱視の人にも見やすいように全体の文字を大きくしたりすることもできます。
文書全体でフォントのサイズやフォントの種類を変更するには、ページ設定のコマンドでフォント指定を変更します。フォントが変更できたかどうかは、フォントサイズの確認コマンドで調べることができます。
○Microsoft Wordでのフォントサイズの変更
文書全体のフォントサイズを変更するには、以下のように操作します。
1.Altキーを押してリボンツールバーをアクティブにします。
2.「メニュー」もしくは「ホーム」と聞こえたら、数回右矢印キーを押して「ページレイアウト」を探します。
3.「ページレイアウト」と聞こえたら、数回Tabキーを押して、「ページ設定」を探します。
4.「ページ設定」を選んだら、Enterキーを押して実行します。
5.「ページ設定」のダイアログボックスが表示され、「行数だけを指定する」と聞こえたら、数回Tabキーを押して、「フォントの設定(F)」を探します。
6.「フォントの設定(F)」を選んだら、Enterキーを押して実行します。
7.「フォントの設定」のダイアログボックスが表示され、「日本語用のフォント(T): MS明朝」と聞こえたら、数回下矢印キーを押して、ゴシック体や行書体、楷書体など目的のフォントを選びます。
8.目的のフォントを選んだら、数回Tabキーを押して「サイズ(S): 10.5」を探します。
9.「サイズ(S): 10.5」を選んだら、数回下矢印キーを押して目的のフォントサイズを選びます。
10.目的のフォントサイズを選んだら、Enterキーを押して実行します。
11.「ページ設定」のダイアログボックスに戻り、「行数だけを指定する」と聞こえたら、数回Tabキーを押して、「OK」を探します。
12.「OK」を選んだら、Enterキーを押して実行します。
正しくフォントの種類やサイズが変更できたかどうかは、フォントサイズの確認コマンドを使って確かめることができます。
PC-Talkerでは、CtrlキーとAltキーを押しながらアルファベットのMを押すと、現在カーソルのある文字のフォントと書式情報を読み上げてくれます。
JAWSとNVDAでは、Insキーを押しながらアルファベットのFを押すと、現在カーソルのある文字のフォントと書式情報を読み上げてくれます。
FocusTalkでは、CtrlキーとAltキーを押しながら記号の^を押すと、現在カーソルのある文字のフォントと書式情報を読み上げてくれます。
ページ設定とフォント変更の練習として、練習問題7−10−4をしましょう。
これから読み上げる指示に従って操作してください。一つの指示を聞いたら、必ずテキストを一時停止し、指示された操作を行ってください。必ず一つの操作が終わってから、次の指示を聞くようにしましょう。
では始めます。
@パソコンを起動し、あなたのフォルダから ホームパーティーへの招待状 のファイルを開きましょう。
A用紙サイズをはがきにしましょう。
B上下左右の余白をそれぞれ12ミリにしましょう。
C1行文字数を18文字、1ページ行数を18行にしましょう。
Dフォントの種類を行書体に変更しましょう。
E文書全体のフォントサイズを12ポイントにしましょう。
F表題の HOME PARTY のフォントサイズを16ポイントに変更しましょう。
G表題の HOME PARTY を中寄せしましょう。
H結語(敬具)を右寄せしましょう。
I差出人の名前を右寄せしましょう。
K住所を右寄せしましょう。
L電話番号を右寄せしましょう。
Mメールアドレスを右寄せしましょう。
N上書き保存しましょう。
※職員に、正しく入力できたか確認してもらいましょう。
Oワープロソフトとパソコンを終了しましょう。
以上です。お疲れ様でした。