7−5−2 披露宴出席の挨拶状

はがきの形式

 横書きはがきの形式は一般に、前付、前文、主文、末文、後付、副文の順で構成されています。

 前付は、@宛名、A題名のいずれかを書きます。宛名には、敬称を必ず付けます。

 前文には、まず、B起首を書きます。「拝啓」「前略」、または「謹啓」などの言葉を、起首といいます。次に、C時候の挨拶を書きます。D先方の安否を尋ね、Eこちらの安否(元気でいることなど)を報告します。

 主文は、「さて」などの言葉で始め、次にF本文を欠きます。ここが手紙の心臓部であり、相手に伝えたい用件を述べるわけです。

 末文には、別れの挨拶や相手に返信を求める言葉であるG結びの言葉を書きます。そして、最後にH結語を書きます。結語というのは、「敬具」「早々」などの言葉を言いますが、起首が「拝啓」のとき結語は「敬具」、あるいは「前略」とした場合は「早々」で終わるというように、組み合わせが決まっていますから、注意してください。

 後付は、I日付、J署名から構成されています。その他に、住所や電話番号など連絡先を書き添えることもあります。

 副文は、「追伸」などとして、書き落としたことや後で思いついたことを書きます。ですので、書かない場合もありますし、書く場合もできるだけ短くまとめるようにします。

 はがき文の入力練習として、練習問題7−5−2の文章を入力しましょう。

※注意

 Microsoft Wordでは、起首を入力した後に改行すると、起首の行の2行下に自動的に結語が挿入され、右寄せされます。

●練習問題7−5−2 ページ設定(はがき)

これから読み上げる文章を入力してください。

「段落」と読み上げるところではエンターキーを押して行替えしてからスペースキーを押してマスあけをしてください。

すべての文章を入力し終わったら、「○○披露宴出席の挨拶状」のファイル名で保存してください。

 では始めます。

拝復 御子息厚木二郎様の御婚儀にあたり、御祝宴のお招きにあずかり、恐れ入りました。  段落

 御厚意に従い、必ず参上いたしまして、お二方の御多幸を祝わせていただきます。  段落

 お礼かたがたお返事申し上げます。  段落

敬具  段落

〒243−0121  段落

厚木市七沢516  段落

七沢茂雄  段落

 文章を入力し終わったら、「○○披露宴出席の挨拶状」のファイル名で保存してください。○○にはあなたの名前を入れてください。たとえば、あなたが厚木さんなら「厚木披露宴出席の挨拶状」というファイル名を付けて保存してください。

※職員に、正しく入力できたか確認してもらいましょう。

 以上です。お疲れ様でした。