5−5−2 USBメモリからコピーしてみよう!

◎ファイルやフォルダをUSBメモリからコピーする

 実際にパソコンを使い始めると、友人や知人から文書などのデータをもらうために、USBメモリからファイルやフォルダを自分のパソコンのドキュメントフォルダにコピーしなければならないことが時々あります。ここではUSBメモリの中にある文書ファイルやフォルダをドキュメントフォルダにコピーする方法を勉強します。操作手順をしっかり覚えましょう。操作の各段階で聞こえてくるパソコンの音声もよく聞き取ってください。

USBメモリの開き方・閉じ方

 では、USBメモリの開き方と閉じ方を復習してみましょう。

 まず、パソコンを起動させます。

 Microsoft Windowsと画面読みソフトのPC-Talkerが起動した段階で、USB端子にUSBメモリを接続します。正しい向きで挿入しなければなりませんが、表と裏の形状が若干異なりますので、よく触って確認しましょう。

 正しくUSBメモリが接続されると、「ポンポポポン」とチャイムが鳴り、「AutoPlay リムーバブル ディスク タップして、リムーバブルドライブに対して行う操作を選んでください。」とメッセージが聞こえます。

 メッセージが聞こえたら、Windowsキーを押しながらアルファベットのEを押します。

 すると、Explorerが起動し、パソコンのハードディスクやUSBメモリを操作できる状態になります。このアクティブウインドウ読み上げコマンドを実行すると、「項目ビュー  ダウンロード」と聞こえます。このような音声で、正しく起動できたか確認しましょう。

 次に、上下の矢印キーで「リムーバブル ディスク … 種類 リムーバブル ディスク 合計サイズ … 空き領域 …」を探します。

 「リムーバブル ディスク …」を選んだら、Enterキーを押します。

 すると、USBメモリのフォルダが開き、ドキュメントフォルダと同じように、保存された文書ファイルが一覧表示された状態になります。このとき、正しくUSBメモリのフォルダが開いたかどうかは、画面読みソフトのアクティブウインドウ読み上げコマンドを使って確認します。このアクティブウインドウ読み上げコマンドを実行すると、「リムーバブル ディスク …」と聞こえます。このような音声で、正しくUSBメモリを開けたかどうか確認しましょう。

 5−5−1でコピーしたファイルがUSBメモリの中にあるか探してみましょう。

 まず、「USBへのコピー練習」が見つかったら、削除しましょう。

 次に、「USBへのコピー実習」が見つかったら、これも削除しましょう。

 これらのファイルを削除できたら、一旦USBメモリのフォルダを閉じてみましょう。

 USBメモリのフォルダを閉じるには、USBメモリの画面が表示されている状態で、Altキーを押しながらF4キーを押します。

 USBメモリのフォルダが閉じ、Microsoft Windowsのスタート画面に戻ります。

USBメモリの開き方

 すでにパソコンを起動している、USBメモリも接続している、ただしUSBメモリのフォルダは一旦閉じてしまった。そんな状態からUSBメモリのフォルダを開く場合も、Windowsキーを押しながらアルファベットのEを押します。

 すると、Explorerが起動し、パソコンのハードディスクやUSBメモリを操作できる状態になります。このアクティブウインドウ読み上げコマンドを実行すると、「項目ビュー  ダウンロード」と聞こえます。このような音声で、正しく起動できたか確認しましょう。

 次に、上下の矢印キーで「リムーバブル ディスク … 種類 リムーバブル ディスク 合計サイズ … 空き領域 …」を探します。

 「リムーバブル ディスク …」を選んだら、Enterキーを押します。

 すると、USBメモリのフォルダが開き、保存された文書ファイルが一覧表示された状態になります。このとき、正しくUSBメモリのフォルダが開いたかどうかは、画面読みソフトのアクティブウインドウ読み上げコマンドを使って確認します。このアクティブウインドウ読み上げコマンドを実行すると、「リムーバブル ディスク …」と聞こえます。このような音声で、正しくUSBメモリを開けたかどうか確認しましょう。

○ファイルのコピー

 次に、USBメモリから「ドキュメント」にファイルをコピーしてみましょう。

 まず、USBメモリのフォルダのリストビュー(フォルダやファイルの一覧画面)が表示された状態で、上下の矢印キーを使って「ドキュメント」にコピーしたいファイルを探します。

 ここでは、「ドキュメントへのコピー練習」のファイルを探してみましょう。

 「ドキュメントへのコピー練習」が見つかったら、Applicationキーを押してポップアップメニューを開きます。

 数回下矢印キーを押して「送るN」を探します。

 「送るN」を選んだら、Enterキーで実行します。

 すると、「送るN」のサブメニューが開きます。

 数回下矢印キーを押して「ドキュメント」を探します。

 「ドキュメント」を選んだら、Enterキーで実行します。

 これで「ドキュメント」にも「ドキュメントへのコピー練習」のファイルが作成されました。

USBメモリの閉じ方

 USBメモリのフォルダを閉じるには、USBメモリの画面が表示されている状態で、Altキーを押しながらF4キーを押します。

 USBメモリのフォルダが閉じ、Microsoft Windowsのスタート画面に戻ります。

USBメモリの外し方

 最後に、USBメモリをパソコンからはずしましょう。

 USBメモリを安全にパソコンから取り外すには、まず、動作中のアプリケーションソフトを終了します。

 次にパソコンを終了します。パソコンが完全に終了したことが確認できたら、USBメモリをパソコンのUSB端子から取り外します。

※注意

 パソコンの動作中にもUSBメモリを取り外すことはできますが、手順がやや複雑なので、安全のためにもパソコンの電源を落としてからUSBメモリを取り外すようにしましょう。USBメモリにデータを読み書きしている最中に誤ってパソコンから取り外してしまうと、大切なデータが失われるだけでなく、USBメモリそのものが壊れてしまうこともありますので、十分注意しましょう。

 USBメモリからのコピーの練習として、練習問題5−5−2をしましょう。

●練習問題5−5−22 USBメモリからのコピー

 USBメモリへのコピーを練習してみましょう。

 これから読み上げる指示に従って操作してください。一つの指示を聞いたら、必ずテキストを一時停止し、指示された操作を行ってください。必ず一つの操作が終わってから、次の指示を聞くようにしましょう。

 では始めます。

 まず、USBメモリからのファイルコピーを練習してみましょう。

@パソコンの電源を入れましょう。

AMicrosoft Windowsと画面読みソフトのPC-Talkerが起動したら、USBメモリをパソコンに接続しましょう。

BWindowsキーを押しながらアルファベットのEを押してExplorerを実行しましょう。

CExplorerが起動したら、上下の矢印キーを使って リムーバブルディスク を探しましょう。

Dリムーバブルディスク が見つかったら、Enterキーを押して実行しましょう。必ず、アクティブウインドウの読み上げコマンドでUSBメモリのフォルダが開いたか、確認しましょう。

Eドキュメントへのコピー実習@ という名前の文書ファイルを探してみましょう。

Fポップアップメニューの中から 送る を探しましょう。

G送る を実行しましょう。

Hサブメニューの中から ドキュメント を探しましょう。

Iドキュメント を実行しましょう。

JUSBメモリのフォルダを閉じましょう。

Kもう一度USBメモリのフォルダを開きましょう。

Lドキュメントへのコピー実習A のファイルをドキュメントフォルダに送ってみましょう。

Mドキュメントへのコピー実習B のファイルをドキュメントフォルダに送ってみましょう。

NUSBメモリのフォルダを閉じましょう。

Oドキュメント を開きましょう。

Pドキュメントへのコピー練習 という名前の文書ファイルを削除してみましょう。

Qドキュメントへのコピー実習@ から ドキュメントへのコピー実習B までの三つの文書ファイルを削除してみましょう。

Rドキュメントを閉じ、パソコンを終了しましょう。

Sパソコンが終了したら、USBメモリを取り外しましょう。

 以上です。お疲れ様でした。